あまりにもへんてこな動きをした台風だったので*1、2018年7月28日21時の天気図と衛星画像を簡単にまとめてみた。低気圧は反時計回りの渦なのだが、今回は上空10,000m位の高さにかなり強くて大きな低気圧があって、衛星画像を見ても日本の南におおきな渦が回っているのが見える。*2
見たところ台風12号はこの上空の低気圧の流れに流されて西へと向かう奇天烈な軌道を取ったようにみえる。藤原の効果*3というときは主に同じ高度の2個の渦の相互作用を考える(例えば英語版Wikipediaにあるように2個の台風の融合)ようだが、今回は「上下2層」の相互作用なので、「融合」は無くて「吹送(みたいな何か)」が起きたのか。
*2:この季節にこのような場所と高度にこのような低気圧ができるのが珍しいことかどうかは知らない。