あらきけいすけのメモ帳

あらきけいすけの雑記帳2

2020-01-01から1年間の記事一覧

行列のn乗を固有値だけから求める(固有ベクトルも対角行列も求めないシルベスターの公式)

授業のための覚書*1。 Cayley-Hamiltonの定理*2, 剰余の定理*3, Lagrange の補間*4を用いると、対角化の操作*5をスルーして行列のn乗を求めることができるのでメモ*6。シルベスターの公式*7の応用例()になっている。行列のn乗なんて、ケーリー・ハミルトンの…

ソフトウェアへの恐怖心

慣れないシステム、慣れないソフトウェアをいじると、どの程度の「失敗」がどの程度まで「取返しがつく」のか分からないので、対象の影響範囲の大きさが想像される(あるいは想像がつかない)と、相当にビビる。「失敗へのトレランスが大きいと事前にわかるこ…

Python 覚え

ドキュメント:https://docs.python.org/3/index.html 文字コード名一覧:https://docs.python.org/3/library/codecs.html?highlight=encoding%20jis#standard-encodings アンダースコア:冒頭の1文字アンダースコアは private の目印 https://stackoverflow…

openpyxl を用いて結合セルの結合を解除し、データを各セルにばらまく

かなり苦労したのでメモ*1。このPythonコードの実行速度は下のVBAコードより圧倒的に速い。 #-*- coding: shift_jis -*- import openpyxl #元データのシート wb = openpyxl.load_workbook('testIn.xlsx',data_only=True) ws = wb['Sheet1'] #結合したセルの …

GCC Developer Lite (GDL)を64bitのWindows 10にインストールし hello world プログラムを作成する

GCC Developer Lite (GDL) を使って自分のPCで hello world プログラムと、マイコン(ここではH8-3664F)用プログラムをC言語で作成できるようになるまでの覚書。2022.3.1に GDL 2.7 がリリースされて、インストールの方法が大きく変わっている。本稿は GDL …

Pythonの組み込み関数pow()は複素数を代入できたり出力したりする

教育用の覚書。累乗根の計算をやらせていてビックリしたのでメモ。Python のドキュメント https://docs.python.org/ja/3/library/functions.html#pow のどこにも書いていないが、組み込み関数*1の指数関数 pow(), べき乗演算 ** は複素数の範囲で計算を実行…

気になる

最近、槍穂高のあたりの群発地震*1とか、地震の話題が多かったので、久々に防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網の震源マップをのぞいてみる。30日間のイベント数が3万4千余と去年の7月ころの1万8千余*2に比べてかなり増えている。イベント数が3万超…

COVID-19 覚書

自分用の覚書 人類がCOVID-19に直面するのは初めてである したがって、免疫がないから、感染拡大初期の感染者数の増加率は指数関数的である しかし、感染者数の増加ペースは国ごとに異なっている。香港、シンガポール、日本が低い*1 しかし、指数関数的なの…

Windows10上のLaTeXでUDフォントを使ってみた

自分用の覚書。LaTeXでモリサワのUD書体を試しに使ってみた。プリアンブル部分に次の3行を試しに書き加えて、コンパイルしたらできた。 \usepackage{pxchfon} \setminchofont{UDDIGIKYOKASHON-R.TTC} \setgothicfont{UDDIGIKYOKASHON-B.TTC}

い~と~まきまき~考えるカラス:第6回:糸巻きのネタバレ

NHK Eテレ「考えるカラス」第6回の「考える練習『糸巻き』」の問題はこちら *1今日は、糸巻(ま)きを使った問題です。机(つくえ)の上に糸巻きをおきます。少し糸が出ています。ここからが問題。この糸を、水平に引っぱります。糸巻きはどう動くのでしょう…

Raspberry Pi Zero W に GPIO Hammer header ピンソケット(ピンヘッダではなく)を付けると便利

ラズパイゼロとブレッドボードを使った簡単な電子工作をするなら、ピンヘッダのはんだ付けが済んでいるラズパイゼロWHではなく、ラズパイゼロW*1に GPIO Hammer header のメス(ピンソケット)*2を付けた方が、[1]Arduinoみたいに配線がオス-オスのジャンプ…

覚書版「言葉と物」

自分用の覚書。卒論で「自分の製作したものを記述する」という作業を指導しながら考えたこと。 「ことば」と「もの」の対応は、例えば「素朴実在論」対「言語ゲーム論」みたいな文脈で哲学的/形而上学的に語られるけれども、「一つのもの」には「名前」が2個…

Excelのシート間移動を楽にするために[CapsLock]⇔[Ctrl(左)], [変換]⇒[PageUp], [カタカナ/ひらがな]⇒[PageDown]を入れ替えた

自分用の覚書。 複数のワークシートを持つExcelブックで、隣のシートに移動するためのWindowsショートカットキーは[Ctrl]+[PageUp], [Ctrl]+[PageDown]である。 ぼくが日頃、使っているキーボードはWindows用の日本語配列のコンパクトキーボードであり、[Pag…

Runge-Kutta-Gill法のPythonコード

4段4次のルンゲ=クッタ法で記憶領域の量が少ないRunge-Kutta-Gill法*1のコードをPythonで書いてみたのでメモ*2。関数rk4()のインターフェースは古典的ルンゲ=クッタ法のPythonプログラムをWikiPediaの記述と同じ変数名で書いてみた - あらきけいすけのメモ…