授業のための覚書。, , をの関数とするときのの解を求める。
大学教養程度の薄い本教科書では不定積分を使うものしか見かけないのでメモ。
まず同次方程式を変数分離法でからまで積分すると、である。ここで部分積分法より左辺の積分変数をに変数変換するととなる。よって積分の結果はとなる(ここでとする)。これより だが、の条件より負号は棄却され、 となる。*1
次に非同次の解だが、まずを微分すると であるから、この最左辺と最右辺をからまで積分すると、となる(ここでとする)。に留意して整理すると、求める解は次のようになる:.
初期値問題の解のでの値:, ただし
*1:2019.4.19改稿; 旧版:はから連続につながっているので、と同符号になるから、左辺はとなる。以上より両辺のをはらって、となる。